イオンモバイルはショッピングモールとして馴染みの深いイオングループの格安スマホブランドです。サービスの種類を最低限に絞っているおかげで料金が安くて、内容もシンプル。全国のイオンでサポートも受けられ、初めてスマホを使う人にとって優しいサービスが充実しています。

イオンモバイルの良いところを簡単に教えて。

良いところはたくさんありますよ。イオンモバイルのメリットだけでなくデメリットなども紹介しますね。料金プランなどの詳細も解説しますよ。
イオンモバイルのおすすめポイント
イオンモバイルのおすすめポイントは以下の2点です。
- プランの種類が豊富で料金が安い
- 全国のイオン200店舗以上で販売・サポートを受けられる
プランの種類が豊富で料金が安い
イオンモバイルでは、29種類の料金プランが用意されています。大きくは「音声SIMプラン」「データSIMプラン」「シェア音声プラン」の3種類があります。各プランは使用できるデータ通信量ごとに料金が細かく設定されており、ユーザーのライフスタイルに合わせて最適なプランを選べます。
また、イオンモバイルは料金が安いのも特徴です。一般的な格安スマホの3GBの月額料金は1,600円です。イオンモバイルには3Gのプランはありませんが、音声4Gプランであっても、月額料金は1,580円です。
なるべく月額料金を抑えたいユーザーには嬉しい価格設定です。
全国のイオン200店舗以上で販売・サポートを受けられる
イオンモバイルは、全国のイオンに200店舗以上のお店があります。普段からイオンをよく利用している人であれば、買い物ついでにスマホの相談に行くこともできます。
店舗では、イオンモバイルへの新規申込みのほか、料金プラン変更や故障修理受付などのアフターサービスにも対応しています。店舗によっては、「60歳以上の方向けスマホ勉強会」などのサービスを行っているところもあります。
イオンモバイルで注意すべき点

イオンモバイルは、とてもお得なんだね。注意しておくポイントも知りたいな。

イオンモバイルでの支払いは、クレジットカードのみなんだ。口座振替には対応してません。
口座振替に対応していない
イオンモバイルは口座振替に対応しておらず、支払い方法はクレジットカードのみです。イオンモバイルでは、イオンカード、VISAカード、マスターカード、JCBカードの4種のクレジットカードが利用できます。また、これらのカードであっても海外発行のクレジットカードでは支払いに使うことはできません。
イオンモバイルの料金プランと割引サービス

イオンモバイルの料金プランの特徴やサービスも紹介してほしいな。

料金プランは大きく分けて3種類あります。データ通信量に応じて細かく料金を決められるから無駄がありません。IP電話のかけ放題オプションもイオンモバイルの特徴の1つです。
自分に合ったプランを選びやすい「音声プラン」
音声プランは音声通話とデータ通信、SMSが利用できる料金プランです。
【音声プラン料金表】
データ通信量 | 月額料金 |
---|---|
500MB | 1,130円 |
1GB | 1,280円 |
2GB | 1,380円 |
4GB | 1,580円 |
6GB | 1,980円 |
8GB | 2,680円 |
12GB | 3,280円 |
20GB | 4,680円 |
30GB | 5,680円 |
40GB | 6,980円 |
50GB | 8,980円 |
音声プランは種類が最も多いのが特徴です。500MBから50GBまで幅広く選べます。
1-1)でもご紹介した通り、一般的な格安スマホの3GBプランは月額料金が1,600円ですが、イオンモバイルは4GB音声プランであっても1,580円です。それ以外の価格帯も、他社と比較して安くなっています。
ただし、データ通信量が多いプランほど値段も上がっていくため、データ通信を大量に使いたい場合は、他社のデータ無制限プランなども検討してみましょう。
データのみやシェアができるプランも
イオンモバイルには、音声プラン以外にもデータ通信のみが可能なデータプラン、家族などと容量をシェアできるシェア音声プランがあります。
データ通信のみの「データプラン」
こちらは音声通話が付いていないデータ通信のみのプランです。月額プラス140円でSMS機能を付けることもできます。
【データプラン料金表】
データ通信量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 480円 |
2GB | 780円 |
4GB | 980円 |
6GB | 1,480円 |
8GB | 1,980円 |
12GB | 2,680円 |
20GB | 3,980円 |
30GB | 4,980円 |
40GB | 6,480円 |
50GB | 8,480円 |
データプランは、音声通話がない分、さらに安くなっています。音声プランの1GBが1280円なのに対し、データプランの1GBは480円です。
データ通信量をシェアできる「シェア音声プラン」
シェア音声プランは、音声通話とデータ通信、SMSが利用できるSIMカード1枚に、最大4枚までデータSIMカードを追加することができるプランです。
このプランでは、高速データ通信量をSIM同士で分け合えます。ユーザー自身がデバイスを複数使いたい場合など、データ通信量をシェアしたい場合に便利なプランです。
【シェア音声プラン料金表】
データ通信量 | 月額料金 |
---|---|
4GB | 1,780円 |
6GB | 2,280円 |
8GB | 2,980円 |
12GB | 3,580円 |
20GB | 4,980円 |
30GB | 5,980円 |
40GB | 7,280円 |
50GB | 9,280円 |
例えば、仕事用のスマホと作業用のタブレットに、それぞれ音声通話SIMとデータSIMを使うことにします。この場合、個別に音声2GBプランとデータ2GBプランに加入すると、使えるデータ通信量は4GBです。月額料金の合計は2,160円になります。
一方、シェア音声4GBプランに加入し、データ容量を分け合えば、同じく4GBの高速データ通信を使用しても、月額料金は1,780円です。1ヶ月あたり380円安くなります。ただし、シェア音声プランでデータSIMカードを追加する場合、カード1枚につき手数料が3,000円かかります。
追加したデータSIMカードには、通話機能やSMS機能を付けることも可能です。その場合、通話機能は700円、SMS機能は140円の月額料金が別途発生します。また、SIMカードは最大5枚まで利用できますが、4枚目以降の利用には、1枚につき200円の月額料金が加算されます。
制限なしのかけ放題通話オプション
イオンモバイルでは、2種類の通話オプションが用意されています。
- イオンでんわ10分かけ放題
- 050かけ放題
10分以内の通話が安くなる「イオンでんわ10分かけ放題」
イオンでんわ10分かけ放題では、音声プランにプラス月額850円で1回10分以内の国内通話がかけ放題です。電話回線を使用しているオプションのため、電話番号もそのままで安定した音質で通話できます。
ただし、国内通話であれば、固定電話でも携帯電話でも通話可能ですが、国際電話は10分かけ放題の対象外です。また、110・119などの緊急電話や0120、0800、0570など、一部発信できない電話番号もあります。
10分以上の通話もかけ放題「050かけ放題」
050かけ放題は、IP電話を使った月額1,500円のかけ放題オプションで、データプランを含むすべてのプランで利用可能。10分以上の長時間通話をしたい人に向いています。国内であれば、固定電話や携帯電話などに何時間でもかけ放題です。ただし、不正利用防止のため、連続通話は300分で一旦終了します。
IP電話はインターネット回線を使用したサービスですので、音質は不安定になる場合があります。電話番号は、新たに050番号が割り当てられます。こちらも110・119などの緊急電話には発信できませんが、117やフリーダイヤルへの発信は可能です。
通話を頻繁に行うユーザーや普段から長電話をしがちなユーザーに使いやすいオプションです。
サポートをしてくれる「やさしい10分かけ放題」
イオンモバイルには、やさしい10分かけ放題というオプションがあります。60歳以上のユーザー対象の店舗販売限定オプションです。イオンでんわ10分かけ放題にイオンスマホ電話サポートが追加されており、月額は変わらず850円。60歳以上の方のスマホデビューをサポートしてくれます。
イオンモバイルには特別な割引サービスはなし
イオンモバイルには、他社でよくある家族割や利用期間による割引サービスはありません。その代わり、もともとの料金が安く設定されていることが特徴です。「割引サービスでどのくらい安くなる」と考えなくて良いので、毎月の料金が把握しやすくなります。
イオンモバイルは解約金なし
イオンモバイルには最低利用期間の縛りがなく、解約金もかかりません。ただし、MNPを利用する場合、契約してから90日以内に他社に乗り換えると15,000円の転出費用がかかります。91日以降に他社に乗り換える場合は、MNP転出費用は3,000円です。
SIMカード分の事務手数料
イオンモバイルを契約する際には、SIMカード代金として3,000円の事務手数料がかかります。
大手キャリアとの料金比較

イオンモバイルは低価格が売りの1つだとわかったけど、実際に大手キャリアから乗り換えたらどれくらい安くなるか知りたいな。

実際にドコモとイオンモバイルの料金を比較してみましょう。
イオンモバイルは大手キャリアの半額以下
大手キャリアのドコモからイオンモバイルに乗り換えた場合をシミュレートします。比較対象は以下です。
- ドコモ:ギガライト3GBまでの利用
- イオンモバイル:音声4GBプラン
ギガライトはデータ通信量に応じて料金が変化するプランです。多くの利用者は3Gまでの容量のプランにするため、今回は3GBまで利用した場合の料金を前提に比較します。一方、イオンモバイルには3GBのプランがないため、ギガライト3GBと近い、4GBで比較します。また、音声通話やSMS機能が付いているギガライトに合わせ、イオンモバイルは音声プランを選ぶものとします。なお、端末代やキャンペーンなどの割引は含めません。定期契約なしの月額料金のみです。
【月額料金の比較】
ドコモ | イオンモバイル | |
---|---|---|
月額料金 | 4,150円 | 1,580円 |
2年間の合計金額 | 99,600円 | 37,920円 |
月額料金は、イオンモバイルに乗り換えることで2,570円安くなります。2年間だと61,680円も安くなることがわかりました。
イオンモバイルの通信速度
当サイトでは主要な格安スマホのリアルタイムの通信速度を掲載しています。イオンモバイルは計測の対象にはなっていませんが、他の格安スマホと同様な速度になると想定されるため、検討に際し参考にしてください。
まとめ
イオンモバイルは、格安スマホの中でも特に料金が安く設定されています。家族割などのサービスがない代わりにもともとの料金が安く設定されており、シンプルでわかりやすいことが特徴です。
※2019年10月20日時点の情報です
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