「格安SIM(スマホ)に乗り換えたいけど、どれがいいかわからない」と困っていませんか?
ワイモバイルにUQモバイル、楽天モバイルにLINEモバイルなど、格安SIMといっても、通信速度や繋がりやすさには差があるため、「安さ」だけで選ぶと後悔します。
そこで、初心者でもわかる格安SIMの選び方と2020年最新版の格安SIM14社の特徴を紹介します。
※本記事における金額は全て税抜き価格で表示しています
初心者でもわかる格安SIM(スマホ)の基礎知識

格安SIMって名前はよく聞くけど、そもそも格安SIMってなに?

格安SIMとは低価格でモバイル通信を行うサービスのことです。うまく活用すると月々の通信費を抑えられますよ。
まずは、「格安SIMってそもそも何?」という初心者の方向けに、格安SIMの基礎知識をお伝えします。格安SIMとドコモ、au、Softbankといった大手キャリアと料金などの比較を交えながら、わかりやすく解説します。
すでにご存じの方は「選び方のポイント」からご覧ください。
格安SIMは大手キャリアの半額以下で利用できる
格安SIMとは?
格安SIMとは、格安SIM事業者(MVNO)が提供するサービスで、スマホ代を大手キャリアの半額以下で利用できます。料金が安くなるメリットや、解約時の違約金が発生しない会社もあり、乗り換える人が増えています。
MVNOってなに
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とはdocomo等の大手携帯会社から回線を借りて、自社ブランドの通信サービスを提供している事業者のことです。docomoやauなど自社回線を持つ会社はMNO、レンタルしている会社をMVNOと分けることが出来ます。最近では、楽天モバイルが自社回線(MNO)の提供をはじめましたね。
MVNOと一口に言っても様々な事業者があります。対応している回線の数が異なったり、MVNO各社個性のあるサービスを提供しています。格安SIMを利用する場合は、本記事の情報を元に自分の利用状況にあったMVNOを選択してください。
SIMカードとは?
SIMカードとは携帯電話やスマホに挿入して使う小さいカードのことです。SIMカードは通話やデータ通信を行う場合に必要不可欠ですので、あなたの携帯電話やスマホにも挿入されています。
SIMカードには、
- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
の3種類があります。3種類のSIMカードの違いは大きさです。
スマホによって対応しているSIMカードのサイズが異なり、対応していないSIMカードでは通信できません。SIMカードを自分で購入して入れ替える場合、今使っているスマホのSIMカードのサイズを必ず確認するようにしてください。
スマートフォンに入っている大手キャリアのSIMカードを格安SIM(MVNO)に変更すると、安く通信できる格安スマホの出来上がりです。SIMカードを変えるだけで、今の機種をそのまま使うことができます。
通信に利用する電波は、どのMVNO事業者のSIMカードを使うかによって決まります。例えば、ドコモのSIMカードを使うと、利用する電波はドコモの電波になります。
なぜ格安SIMカードを使うと通信料が安くなる?
回線をレンタルしているため維持費が不要
ワイモバイルやUQモバイルといった格安SIM会社は、独自の通信回線ではなく大手キャリアの回線をレンタルしているため、大手キャリアの半額料金以下で利用できるメリットがあります。
また、「データ容量無制限」や「通話し放題」、「SNS利用時の通信量をカウントしないプラン」など、各事業者が特徴あるサービスを打ち出しており、自分の利用状況に合わせてプランを選択できます。
ネット購入やサポート中心のため、人件費や固定費が最低限で済む
大手キャリアは全国どこでもサービスを提供できるように、全国各地にショップを展開しています。全国各地にショップがあるので、購入時やアフターサポートが充実している反面、コストが多くかかります。
一方、格安SIMは実店舗を持たずにネットのみで運営しているところも多いので、人件費等のコストはあまりかかりません。そのため、格安SIMは大手キャリアと比べて安価に通信サービスを提供できるという特徴があります。
格安SIMに乗り換えると料金はどれくらい安くなる?
格安SIMは、大手キャリアと比べて料金は安くなります。では格安SIMを利用すると大手キャリアと比べて実際にどれくらい安くなるのか見ていきます。
大手キャリアとの料金比較(通話料、データ通信費)
多くの人が使うデータ容量の3GBを目安に料金を比較します。
ドコモとBIGLOBEモバイルを比較した場合、同じ3GB利用できるプランでもBIGLOBEモバイルの方が月額2,380円安くなります。 1ヶ月で2,380円安くなるので、年間に換算すると、28,560円もの違いがでます。
【ドコモとBIGLOBEモバイルの料金比較 3GB】
|
ドコモ |
BIGLOBEモバイル |
プラン |
ギガライト |
音声通話SIM |
通信容量 |
(~3GB) |
3GB |
月額料金 |
3,980円 |
1,600円 |
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるデメリットを比較
格安SIMを利用すると、大手キャリアに比べ月々の利用料金を抑えられることがわかりました。MNP(携帯番号ポータビリティ=Mobile Number Portability)を利用すれば今使っている電話番号をそのまま使えます。
一方で、格安SIMは大手キャリアと比べた時にデメリットも存在します。格安SIMのデメリットを簡単にまとめました。
格安SIMのデメリット(乗り換えの注意点)
格安SIMのデメリット・注意点についてそれぞれ解説します。
- キャリアメールが使えない
- 製品保証がない場合がある
- 店舗が少ない
- キャリアのサービスが利用できなくなる
- テザリング利用の制限
- 支払い方法が限られる
上記のデメリット(注意点)についてそれぞれ解説します。詳しい内容については各項目にあるリンク先記事を参照ください。
1 キャリアメールが使えない
多くの格安SIM事業者では、〇〇@docomo.ne.jpというようなキャリア固有のメールアドレスを利用できなくなります。キャリアメールのセキュリティほどではないものの、gmailなどフリーメールアドレスは無料で利用できます。
フリーメールアドレスは迷惑メールに振り分けられたり、送信相手が「PCメールをブロックする」という設定を適用しているとブロック対象になる可能性もあります。しかし、LINEでやりとりする人が増えたり、キャリアメールでなくても登録できるためキャリアメールが使えなくなるデメリットはさほどないでしょう。
格安SIMで大手キャリアのメールが使えなくなるデメリットと対処法
2 製品保証がない場合がある
格安SIM事業者の場合、保証のサービス内容にばらつきがあり、代替機がなかったり、困ったときは電話やオンラインでの確認になったりします。
保証をつけずに使うことも可能ですが、紛失保証やiPhoneに対する保証が必要という方は、下記の記事で格安SIMの保証内容を比較して決めることをおすすめします。
3 店舗が少ない
格安SIMの店舗数は大手キャリアに比べて少なく、格安SIM事業者によっては申込みがオンラインのみという場合もあります。
大手キャリアのように店員さんに相談しながら決めたい方は、実店舗数の多いワイモバイルや楽天モバイルを選ぶと安心ですよ。
・格安スマホ各社で受けられるアフターサポートに関する各社比較
4 キャリアのサービスを利用できなくなる
格安SIMに乗り換えると、大手キャリアでは当たり前だったサービスが有料オプションになることがあります。たとえば、留守電サービス。
UQモバイルだの留守電サービスは月額380円(税抜)、楽天モバイルだと300円(税抜)かかります。
特に注意が必要なサービスは、ドコモ保管BOXのようなインターネット上でデータをやり取りするストレージサービスです。
解約時にデータが削除されたり、利用できるデータ容量が小さくなったりするので、大手キャリアを解約する前にデータの移動をしておく必要があります。
5 テザリングの利用が制限されるケースがある
テザリングに関して、格安SIMの場合、利用が制限されるケースがあります。テザリングとはスマホを介して他の機器でインターネットを利用する手段のことです。
スマホと格安SIMの回線の組み合わせによってはテザリングできない機種があるので、契約前に使用する端末でテザリング機能が利用できるか確認しておきましょう。各格安SIMのホームページ(動作確認端末一覧)で確認できますよ。
6 支払い方法が限られる
大手キャリアでの支払いは、銀行口座からの引き落としも可能でしたが、格安SIMの場合、クレジットカードしか対応していないところがあります。
口座振替での支払いを希望する方は、楽天モバイル・UQモバイル・BIGLOBE・OCNモバイル・TONEモバイル・ワイモバイルなどがあります。ただし、振替口座での支払いにするにはいくつか条件があるので、下記の記事も合わせてご覧ください。
格安SIMのメリットやデメリットについて詳しく知りたい場合は、
・【2019年度】格安スマホは本当に問題ないの?〜メリットとデメリット〜
の記事を参照ください。
格安SIMの通信速度は三大キャリアより遅いのか?

格安SIMにすると安くなるのは分かったけど、通信速度はどうなの?

ほとんどの格安SIMは大手キャリアより速度が落ちます。速度と料金のバランスを考えて検討できるといいですね。
混雑時の格安SIMは通信速度が遅くなりがち
多くの格安SIMは、大手キャリアよりも通信速度が遅く、特に混雑する時間である12時~13時、17時~18時あたりはより速度が低下する傾向にあります。理由は格安SIMは大手キャリアから回線を借りているからです。
イメージとしては上の図のように回線と道路とした場合、大手キャリアユーザーは4車線中3車線使えるので快適に運転できます。一方、格安SIMは大手キャリアから車線を借りているので、1車線しか利用できず渋滞しやすくなります。
道路が空いているときはどちらもスピードを出すことができるので、1車線でも速度に問題はありません。しかし、混雑してくると1車線の道路はどうしても速度が低下してしまいます。格安SIMの回線は「空いているときは問題ないけど、混んでくると遅くなる回線」といえます。
速度重視ならワイモバイルかUQモバイルが最適!
通信速度を重視する方は、三大キャリアと大差なく利用できる「ワイモバイル」や「UQモバイル」がおすすめです。理由については、格安SIM/格安スマホの通信速度の実態を比較!UQとワイモバイルが2強を参照ください。大手キャリアと格安SIM各社のスピードテストをリアルタイムで行い速度比較をしています。
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格安SIMを選ぶときのポイントは?

実際に格安SIMを選ぶときは何を基準に考えたらいいの?

格安SIMを選ぶ上で重要な基準である、利用するデータ量、通信速度、料金の安さなどを紹介しますので、参考にしてみてください。
格安SIMの特徴やメリットデメリットに触れてきました。では実際に格安SIMをどのように選んだらいいのでしょうか? 格安SIMを選ぶ上で意識したい視点をまとめました。
選び方の視点
- 格安SIMカードの種類
- 利用するデータ量
- 通信速度
- サポート用店舗の有無
- 通話かけ放題の有無
- 料金の安さ
- 複数台を使えるサービスの有無
それぞれについて解説します。
格安SIMカードの種類
格安SIMを契約するときは、まず利用プランを選択します。機能、料金が異なるので、利用目的に応じて選択が必要です。
SIMカードには、
- 音声通話SIM
- データSIM
- SMS(ショート・メッセージ・サービス)機能付きデータSIM
の3種類があります。
音声通話SIMはSIMカードとしては最も一般的なもので、データ通信と音声通話の両方を利用できます。 音声通話を利用できるのは音声SIMカードのみです。3つの料金プランで比較すると、月額料金が最も高くなります。
データSIMはデータ通信のみ可能なSIMカードで、最も利用料金が安いカードです。データSIMでは音声通話はできません。タブレットや2台目以降のスマホのために申し込む場合がほとんどです。
また、データSIMは多くの場合、解約金のかかる利用期間の縛りを設けていません。データSIMは気軽に契約できるSIMカードと言えます。
SMS機能付きデータSIMは、文字通りデータSIMにSMS機能を付けたSIMカードです。SMS機能は他の人とメッセージのやり取りをするだけでなく、ウェブサイト利用時に必要となるSMS認証でも使用できるので、最近では重要性が増してきています。音声通話はいらないけど、SMS機能は欲しいという人に適したSIMカードです。
利用するデータ量
利用するデータ量によって、最適な通信事業者は変わります。通信事業者によって利用できる通信量のプランは様々なため、データ量に応じて通信事業者を選択することが必要です。
通信速度
どの程度の通信速度を求めるかによって、選ぶ格安SIM事業者は変わってきます。大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、ほとんどの通信事業者で混雑時の速度低下は避けられません。 格安SIMで大手通信会社と比較して同程度の通信速度を求めるのであればワイモバイルかUQモバイルが適した通信事業者です。
サポート用店舗の有無
購入前・購入後のサポートを店舗で受けたいか否かによって選択は変化します。サポート用店舗の有無は
・格安SIM各社で受けられるアフターサポートに関する各社比較
で確認できます。
通話かけ放題の有無
格安SIMの場合、通話かけ放題オプションプランが十分にない通信事業者があります。 音声通話をよく使う人の場合、通話かけ放題の有無は非常に重要です。特に無制限のかけ放題オプションのある格安SIM事業者はほとんどありません。かけ放題について詳しく知りたい場合は、
・格安SIM/格安スマホ各社の通話かけ放題オプションを徹底比較
を参照してください。
料金の安さ
一口に格安SIMの事業者と言っても、料金は様々です。プランや条件をしっかりと選ばないと、大手キャリアで利用するよりも高くなってしまう場合もあります。せっかく格安SIMを利用するのであれば、できる限り料金はおさえたいものです。譲れない条件を考慮して、格安SIMの事業者を選択してください。
複数台を使えるサービスの有無
格安SIMの事業者には、通信量を複数人で分け合うシェアプランがあります。シェアプランは家族などで賢く利用すれば、元々安い格安SIMをさらにお得に利用できます。
・格安SIMでデータ通信容量をシェア!家族でお得に利用する方法
に詳しく説明していますので、参考にしてください。
格安SIM乗換えで失敗しないために
上記であなたにとって最適な格安SIMを選ぶ視点についてまとめました。ここでは、選ぶ前に最初にしておきたいことをまとめます。
現在自分が使っているデータ量を把握しよう
最適な格安SIM事業者・プランを選択するために、利用したいデータ量を決めておく必要があります。
家にWi-Fiがあり、外出先ではネットニュースやマップ、検索が中心であれば3GBほどで十分でしょう。通勤時に動画や重たいアプリを使うのであれば5~7GBは必要です。家にWi-Fiがなかったり、テザリングもする方は10GB以上あると安心です。
▼データ容量1GBでできる目安
月々のデータ使用量の把握をしていないと、必要以上に大きいデータ容量のプランを選択してしまうかもしれません。乗り換え前に自分がどれくらい使っているのか把握しておきましょう。
利用する端末を決めよう
新しいSIMカードを差すスマホを決めます。格安SIM事業者で購入したスマホを使ってもいいですし、今まで使ってきたiPhoneなどスマホを変えずにSIMカードを入れ替えて使うことも可能です。
利用しているスマホを変えずにSIMカードのみ変更して利用する場合、回線とスマホの組み合わせによっては注意が必要なので、各格安SIM会社の動作保証端末を確認しておきましょう。
元々使っていた回線と異なる回線を利用する場合には、SIMロックを解除したスマホもしくはSIMフリースマホを用意する必要があります。
SIMフリースマホとは、利用できる回線を制限するSIMロックがそもそもかかっていないスマホのことです。SIMロックがかかっていないのでどの回線でも使うことが出来ます。
端末によってはSIMロック解除が必要
SIMロックとは、スマホを購入した通信事業者以外のSIMカードでは通信できないようにするロックのことです。購入した通信事業者と別の回線を利用する場合にはSIMロックの解除が必要です。
自分でスマホを用意する場合はSIMロックを解除したスマホ、もしくはいずれの回線のSIMカードでも利用できるSIMフリースマホを準備してください。
また、スマホと回線には相性というものがあり、「ドコモ回線で問題なく使えていたスマホをau回線で使ってみたら思うように使えなくなった」ということが起こりえます。 元々使っていたものとは別の回線で利用する場合は、通信事業者が提供している動作確認端末一覧を必ず確認するようにしてください。
格安SIMのシェアランキング!利用者が多いのは?

格安SIMの人気ランキングってないの?

ありますよ。格安SIMの市場シェアランキングをご紹介します。
音声通話SIMランキング
より多くの人に使われている格安SIMはどこの通信事業者なのでしょうか? MM総研による2019年9月の国内MVNO市場規模の推移によると、格安SIMの音声通話SIMシェアランキングは
1位 楽天モバイル
2位 UQモバイル
3位 IIJmio
4位 OCNモバイルONE
5位 mineo
となっています。このランキングの中にはソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルが入っていません。元々ワイモバイルとソフトバンクは別の会社でしたが、2015年に合併し1つの会社になりました。そのため、厳密にはMVNOといえないため集計には含まれていません。
ただ、実態としてはワイモバイル自身も格安SIM、格安スマホという言葉を使っています。したがって本記事ではワイモバイルも格安SIMというくくりの中に入れています。
出典:株式会社MM総研 国内MVNO市場規模の推移(2019年9月末)
格安SIM14社比較!各社のメリット・デメリット

格安SIMって色々あるみたいだけど、それぞれがどんな特徴か知りたいな。

格安SIM主要14社についてまとめてみました。自分にあった格安SIMを探してみてください。
ここまでは格安SIMを選ぶ上で重要なポイントをお伝えしました。しかし、格安SIM各社がどのような特徴を持っているのかわからないという人もいると思います。 主要格安SIM事業者14社について、それぞれプラス面とマイナス面などの特徴についてまとめました。
IIJmio:みおふぉん
IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブが運営している格安SIMサービスです。インターネットサービスプロバイダーとして実績のある会社で格安SIMを運営している会社の中では信頼感のある会社です。1台のスマホで2枚のSIMが利用できるデュアルSIMにも対応しているのが大きな特徴です。
プラス面
- 家族間で通信量をシェアしやすい
IIJmioは他のほとんどの格安SIM通信事業者でできない「シェアプラン内での個別名義利用」ができます。その上IIJmioはシェアプランを多くのケースで安く利用できます。
詳しい料金は、
を参照ください。
マイナス面
- 店舗がない
IIJmioは実店舗展開のない格安SIM事業者なので、店舗でのサポートを受けることはできません。
IIJmioについて詳しく知りたい方は
・IIJmioは節約もしやすい!大手通信会社運営の安心格安スマホ
をご覧ください。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルはBIGLOBE光などのインターネット接続サービスを提供しているBIGLOBEが運営しています。 BIGLOBEモバイルはデータ通信量を家族で分け合えるシェアプランや、動画再生時にデータ利用量を消費しないエンタメフリーオプションなどに特徴のある格安SIM事業者です。
プラス面
- シェアプランで個別名義可能
- エンタメフリーオプションで動画見放題
- キャンペーンが豊富
BIGLOBEモバイルはIIJmioと同様に、シェアプランで個別名義を持つことができます。 エンタメフリーオプションとは、youtubeなどの対象の動画や音楽を楽しみ放題のオプションです。音声通話SIMの場合月々480円で利用できます。
また、キャンペーンも比較的頻繁に行っているので、多くのケースでお得に乗り換えができます。
マイナス面
- シェアプラン自体はあまり安くない
BIGLOBEはシェアプランで個別名義利用のできる数少ない通信事業者です。ただ、シェアプランの金額はIIJmioと比べて高くなっています。そのためBIGLOBEモバイルのシェアプランは、エンタメフリーオプションなどを一緒に利用する場合に適しています。
エキサイトモバイル
エキサイトモバイルは、エキサイト翻訳などのインターネット情報サービスを提供しているエキサイトが運営しています。 中古のスマホをSIMカードと一緒に販売している珍しい通信事業者です。
プラス面
- プランが豊富
- 中古でスマホを安く購入できる
エキサイトモバイルはプランが豊富です。月々〇〇GBまで利用可能という定額プランだけでなく、使った分に応じて月々の料金が変わる従量制のプランもあります。定額プランは0GB~50GBまで設定があり、非常に数が多いです。
また、エキサイトモバイルでは中古でiPhoneを販売しています。 中古でiPhoneを販売している事業者の中で比較すると、エキサイトモバイルでは相対的に安くiPhoneを購入できます。 中古でも構わないという人は安く端末を手に入れつつ、格安SIMを利用できます。
マイナス面
- プラン自体はあまり安くない
- 1年以内に解約した時の違約金が9,500円
プランが豊富なエキサイトモバイルは、それぞれのプランを他社と比べると、少しずつ料金が高いです。最安料金で利用したいという人には適していません。エキサイトモバイルは利用状況に応じてプランをその都度変更したい人に適した通信事業者と言えます。
2019年10月以降は、多くの格安SIM事業者が1,000円以下の解約料にしていますが、エキサイトモバイルでは依然として高額の解約料がかかります。長く使う予定の場合には問題ありませんが、ちょっと試しに使ってみたいと思っている方にはあまり適していません。
UQ mobile
UQモバイルは、他の格安SIMと比べて速い通信速度と手厚いサポートが売りです。また、2020年6月にスタートした「スマホプランR」は低速モードでも楽天モバイルと同様1Mbpsで利用できます。
プラス面
- 速い通信速度
- 無制限かけ放題オプションがある
- 解約金不要
UQモバイルの優秀なところは何と言っても速い通信速度です。ワイモバイルと並んで、格安SIMの中では圧倒的なスピードで通信できます。 混雑する時間帯でもそれほど速度低下は気になりません。また、格安SIMには珍しく無制限かけ放題があり、解約金も不要です。
マイナス面
- 格安SIMのなかで料金設定は少し高め
通信速度が速い代わりに、格安SIM他社と比べると料金は少し高めです。 UQモバイルは多少高くてもいいから快適に利用したい人に適しています。
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mineo(マイネオ)
mineoは関西電力100%出資のオプテージが運営する格安SIM事業者です。CMなどで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。格安SIMへの乗換えは今まで使っていた回線と同じところを選ぶと良いとされています。mineoはドコモ、au、Softbankの3社すべての回線に対応している数少ない格安SIM事業者です。
プラス面
- 大手キャリア3社の回線に対応
- au回線が安い
- 余った通信量をシェアできる
mineoは大手キャリア3社に対応している通信事業者です。格安SIMの中で3社対応しているのは珍しく、他にはLINEモバイルとnuroモバイルぐらいしかありません。 中でもau回線の料金は安く、au回線の3GBのプランは主要格安SIM事業者の中でもかなり安い部類に入ります。
また、余った通信量を友人とシェアできるのもmineoの特徴です。パケットシェアメンバーの登録をすれば、登録メンバーの誰かが使いきれずに余った通信量を次の月に利用することができます。
マイナス面
- Softbank回線は割高
mineoではau回線が安い反面、Softbank回線は比較的割高です。Softbank回線を利用したい場合は他の格安SIM事業者を利用したほうが安く利用できます。
詳しくは
・mineoに関するおすすめポイント・注意点(メリット・デメリット)の紹介
をご覧ください。
ワイモバイル(Y!mobile)
ワイモバイルはSoftbankのサブブランドです。UQモバイルと同様、格安SIMの中では速い通信速度を誇ります。 ワイモバイルが他の格安SIM事業者と異なるのは、他社の回線を借りるのではなく、Softbank回線をそのまま使う独自回線という点です。安定した高速通信が可能です。
プラス面
- 独自回線による高速通信
- 無制限かけ放題オプションがある
- 1,000店を超える店舗数
- 解約金不要
- 固定回線と一緒に利用すると安くなる
ワイモバイルの最も大きな魅力は、Softbankの独自回線を利用している点です。Softbankユーザーと同じ回線を利用するので、大手キャリアと同等の速度で通信できます。UQモバイルと同様に無制限かけ放題オプションがあり、たくさん電話する人には嬉しいオプションです。
店舗数も全国で1,000店舗以上あり、大手キャリアと同等のサービスを受けることが可能。解約金も不要で気軽に利用できます。 また、Softbank光やSoftbank airといった固定回線と一緒に使うと、月々の通信量が最大で1,000円安くなるおうち割もあります。
マイナス面
- 6ヶ月以降の料金が割高
- 通話プランが不要な人には割高
ワイモバイルは始めの6か月間は元々の料金から700円引かれた料金設定です。ぱっと見の安さで飛びつくのではなく、トータルコストでどの程度かかるのかを検討してから利用するようにしてください。
また、ワイモバイルは全てのプランの中に10分かけ放題がついています。逆に言えば通話をほとんどしない人にとっては割高な料金設定ということです。 ワイモバイルは通話をある程度以上して、高速でデータ通信したい人に適した通信事業者です。
詳しくは
・Yahoo!との連携が魅力。ワイモバイルのおすすめポイントや注意点をご紹介
をご覧ください。
楽天モバイル
楽天モバイルは楽天が運営しており、2020年4月8日より楽天回線でのサービス提供が開始されました。
プラス面
- 先行申込み者300万人を対象に1年間プラン料金無料
- 楽天回線によるデータ通信は使い放題
- Rakuten Linkアプリ使用で国内通話・SMSかけ放題
- 海外66の国と地域もRakuten Linkアプリ利用で通話・SMS無料
楽天モバイルの新プラン「Rakuten UN-LIMIT」は楽天回線のサービス提供開始と同時にスタート。従来の「スーパーホーダイ」新規受付は終了しています。(2020年4月7日終了)
新プランの詳細は「楽天モバイルの新プラン「UN-LIMIT」を「スーパーホーダイ」と比較!申込みで得する人は?」をご覧ください。
マイナス面
- 対象エリアが限定される
楽天回線の対象エリアは拡大中ですが、3大キャリア回線と比較するとどうしても限定されます。また、パートナー基地局に接続時はデータ容量に制限がつきます。(※4/22より、5GB / 月まで、超過後は最大1Mbpsに変更)
イオンモバイル
イオンモバイルは、ショッピングモールなどで馴染みのあるイオンの運営する通信事業者です。イオンモールなどを中心に店舗を展開しているので、相談も気軽にできます。 他の格安SIM事業者よりも安く利用できるのが特徴です。
プラス面
- 多くの容量で月額料金が最安
- シェアプランでも安い
- IP電話を利用したかけ放題
イオンモバイルは多くの容量で月額利用料が最安です。 例えば、多くの格安SIM事業者が3GBで1,600円であるのに対して、イオンモバイルは4GBで1,580円です。シェアプランに関しても、多くの容量で最安となっています。
また、イオンモバイルには050かけ放題というIP電話がかけ放題になるオプションがあります。050かけ放題のオプションは月額1,500円で利用可能です。IP電話なので少し不安定とはいえ、元々の番号とは別に番号を持ちつつかけ放題にできるのは大きなメリットです。
マイナス面
- シェアプランの契約は実店舗のみ
- シェアプランは個別名義不可
イオンモバイルのシェアプランはお得な反面、実店舗でしか契約できないという特徴があります。 また、シェアプランでの個別名義契約ができないので契約手続きの際にひと手間かかります。
詳しくは
・イオンモバイルのおすすめポイント・注意点(メリット・デメリット)の紹介
をご覧ください。
nuroモバイル
nuroモバイルはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営する格安SIM事業者です。 nuroモバイルはドコモ・au・Softbankの3社の回線に対応しており、プランもシンプルです。
プラス面
- 3社の回線に対応
- 容量0.2Gで月額1,000円のお試しプラン
nuroモバイルは、大手3社の回線に対応しています。また、一番安いドコモ回線の場合月額1,000円のお試しプランがあります。
マイナス面
- ドコモ回線以外の回線は割高
ドコモ回線は低い料金設定である反面、au・Softbank回線の料金はそこまで安くはありません。 au・Softbank回線を利用する場合は、他社の方が適しています。
詳しくは
を参照ください。
b-mobile
b-mobileは日本通信株式会社が運営する格安SIM事業者です。ドコモとSoftbankの回線に対応していて、使った分だけ請求される料金システムに特徴があります。
プラス面
- 利用料金は990円~
b-mobileの最大の特徴は、音声通話SIMの料金が990円から始まる従量課金システム「990 JUST FIT」を取っている点です。b-mobileの料金プランは、使った分だけ請求されるシステムのため、月々のデータ使用量が1GB以下であれば990円でスマホを利用できます。
1GB利用できて990円というのは主要各社の中でも最安です。(通話料金は別途)
マイナス面
- データ上限設定は6GB、10GB、15GBの3種類のみ
- Softbank回線はiPhoneのみの対応
b-mobileはデータ使用量が1GB以下であれば、990円です。ただし、データ上限設定は6GB、10GB、15GBの3種類しかありません。b-mobileでは使った分だけ料金が請求されるので、気が付いたらデータ利用量が6GBに到達してしまったということも起こりえます。
また、Softbank回線はiPhoneのみの対応なので、Android端末の人はドコモ回線を利用する必要があります。
LINE mobile
LINE mobileはLINEが運営する格安SIM事業者です。LINEは多くの人が使っているので、なじみのある人も多いと思います。 LINEなどのSNSをよく利用する人にメリットの多い格安SIM事業者です。LINE mobileはドコモ、au、Softbankの3社回線に対応しています。
プラス面
- LINEではデータ通信量を消費しない
- コミュニケーションフリープランならSNSでのデータ消費なし
- 3社回線とも同じ料金で利用可能
LINEが提供しているサービスということもあり、LINEアプリの利用ではデータ通信量にカウントされません。コミュニケーションフリープランの場合、Twitter、Instagram、Facebookの利用でもデータ通信容量を消費せずに利用できます。
また、LINEモバイルでは大手3社の回線を利用でき、3社とも同じ値段で利用可能です。他の格安SIM事業者で割高になりがちなSoftbank回線は比較的割安な金額で使えます。
マイナス面
- 最も大きいデータ使用量が10GB
- LINEなどをあまり利用しない人には割高
LINE mobileでは、データ使用量の設定が1~10GBまでしかありません。 また、プランの料金自体は他社と比べて少し割高なので、SNS利用の少ない人にはメリットは少なめです。
NifMo
NifMoはインターネットサービスプロバイダーのニフティが運営している格安SIM事業者です。ドコモ回線を提供しています。親会社ニフティの提供する固定回線と一緒に利用するとお得な通信事業者です。
プラス面
- 家族での利用が便利
- 保証サービスが手厚い
NifMoはシェアプランにすると、家族一人につき0.5GBの通信容量がプレゼントされてお得です。また、シェアプラン内での個別名義にも対応しています。 保証サービスは格安SIMの中ではかなり手厚く、月額980円の安心保障プレミアムなら、スマホの破損だけでなく、紛失まで対応しています。紛失まで対応している格安SIM事業者は他にワイモバイルとUQモバイルだけです。
マイナス面
- シェアプランでもデータ通信量は最大13GBまで
NifMoのシェアプランは便利な反面、データ通信量の最大が13GBまでしかありません。複数人で大量にデータ通信する場合は容量が不足する可能性があります。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEはNTTコミュニケーションズが運営する格安SIM事業者です。運営会社がNTT系であるため、信頼できる格安SIM事業者といえます。
プラス面
- 月額1,180円(1GB)から利用できる安価な料金設定
- OCN光と一緒に使うと安くなる
OCNモバイルONEは、格安SIM事業者の中でもかなり低価格の料金設定です。例えば、多くの格安SIMでは3GBのプランは月々1,600円程度になりますが、OCNの3GBのプランは1,480円です。
また、OCN光と一緒に利用するとさらに安くなります。OCN光と一緒に利用すると適用される「OCN光モバイル割」を使うと月額料金が200円安くなります。1GBのプランに「OCN光モバイル割」を適用すると、月額料金は980円となり、かなり安くなります。
マイナス面
OCNモバイルONEのマイナス面は直営店舗がないことぐらいなので、比較的優秀です。
TONE
TONEは株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する格安SIM事業者です。TSUTAYAを中心に店舗展開していますので、目にしたことがある人も多いと思います。データ通信無制限や独自端末など特徴あるサービスを提供している格安SIM事業者です。
プラス面
- 月額1,000円でデータ通信が無制限に使える
- 子どもの見守り機能が充実
TONEの通信は低速通信(500kbps)しか選択できない代わりにデータ通信は使い放題です。料金もTONEモバイル独自端末を利用する場合月額1,000円と安めに設定されています。 また、子どもの見守り機能が格安SIM事業者の中では圧倒的に充実しており、子どものスマホデビューに適した格安SIMと言えます。
マイナス面
- 専用端末のみ利用可能でSIMだけの利用もiPhoneのみ
- 通信速度は低速のみ
- 090番号やSMSはオプション料金が必要
TONEでスマホを利用する場合、TONEの独自端末を購入する方法かiPhoneでSIMカードのみを利用する方法の2つしかありません。その上、iPhoneでのSIMカードのみの利用は月額1,500円になります。 TONEはデータ通信使い放題な反面、高速通信が出来ません。TONEは動画をサクサク見たいというような方には適さない通信事業者です。
また、TONEは050から始まるIP電話が通常仕様で、090などで始まる電話番号を使ったり、SMSを利用したい場合は別途オプションに加入する必要があります。090オプションは月額950円、SMSオプションは月額100円必要です。
IP電話で問題がなく通信も速くなくていいという方にTONEは適しています。逆に通信速度が必要で電話番号も変えたくないという人は別の格安SIMが適しています。
格安SIMをさらに安く契約するキャンペーンの傾向

格安SIMをもっとお得にできる裏技ってないの?

キャンペーンをうまく活用できると、格安SIMをより安く利用できますよ
料金の安い格安SIMは、新しく利用する人向けのキャンペーンをうまく活用するとよりお得に利用できます。キャンペーンや特典の主な内容は、月々の利用料金の値引きやキャッシュバック等です。
よくあるキャンペーン/最新傾向(概略)
傾向
格安SIMの通信事業者によって、キャンペーンの有無や内容は大きく異なります。例えばnuroモバイルの最初の3ヶ月月額料金無料、BIGLOBEモバイルは最初の3カ月月額料金800円引きなどは、よくあるキャンペーンの1つです。キャンペーンをほとんど実施しない格安SIMの事業者もあるので、チェックしておきたいところです。
キャンペーン
季節モノのキャンペーンとしてよくあるのは学割です。「新生活応援」という名目で大体12月-5月あたりにやっています。 キャンペーン時期が終わってしまうと値引きはなくなってしまうので、乗り換えの決断は時期が終わるまでにしたいところです。逆に言えば11月ぐらいに乗り換え検討をしている場合は1ヶ月ほど待ってみるのも一つの手です。
スマホAI相談室では、最新のキャンペーン情報をまとめた人気格安SIM14社のお得なキャンペーン・特典を比較!を毎月更新しているので、合わせてご覧くださいね。
コメント
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