【2020年版】大手キャリアと格安スマホの解約手数料を徹底比較

格安SIM比較

大手キャリアから格安スマホに乗り換える際の解約金

質問者
質問者

ドコモなどの大手キャリアって、契約期間内に解約すると1万円くらいの高い解約金がかかるんだよね?

カモメ君
カモメ君

確かに以前はそうでしたが、2019年10月より各社の契約期間や解約金が見直され、解約金が1,000円や0円になりましたよ。

ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアでは以前まで契約期間が設定されていて、最低利用期間内に解約すると高額な違約金がかかりました。

しかし2019年10月より、総務省の指導によっていくつかの事業者で解約料の見直しが行われました。

大手キャリアは違約金が最大1,000円になりました。格安スマホに関しては今まで通り1万円弱の解約料のままの会社もあれば1,000円や0円で解約できるように変更した会社もあります。

結果として、解約料だけで見ると格安スマホの優位性は薄れましたが、月額料金の安さでは依然格安スマホが有利となっています。

※本記事における金額は全て税抜き価格で表示しています

大手キャリアの解約料は2019年10月から1000円かゼロ円に 

 

カモメ君
カモメ君

ドコモやauは解約金が最大1,000円、ソフトバンクはもれなく0円に変更されました。

総務省は各家庭において負担が大きいスマートフォン料金を値下げするため、ドコモなどの大手キャリアやIIJmioなどの格安スマホへ通達を出し、主に以下の2つの規制を行いました。

・違約金は最大でも1,000円(ユーザー数が100万以下の格安スマホは対象外)
・違約金がある定期契約(2年契約)のプランと定期契約なしのいつでも解約できる料金の差は170円以内
・端末代金の値引きを大幅に制限、割引額は最大2万円まで

大手キャリアにおける解約料の変更状況まとめ

2019年10月以降に大手キャリアを契約した場合、解約料は最大でも1,000円になります。(ただし2019年9月までに契約した人は、引き続き従来のルールが適用されます)

【大手キャリアの解約料(2019年10月)】

会社名

解約料

2年縛りあり(自動更新あり)

2年縛りなし(自動更新なし)

ドコモ 1,000円

9,500円
0円
au 1,000円

9,500円
0円

最初の2年:9,500円

3年目以降:0円
ソフトバンク 2年縛りプラン廃止

9,500円
0円

1ヵ月目に解約:9,500円

2ヵ月目に解約:7,250円

3ヵ月目に解約:5,000円

4ヵ月目以降に解約:不要

2年縛りありのプランはドコモとauで提供されています。契約満了月からその翌々月の3ヶ月間以外のタイミングで解約すると、1,000円(税抜)の契約解除料が発生します。ソフトバンクは2年縛りプラン自体を廃止したため、2019年10月以降に契約した場合はいつ解約しても解約金は発生しません。

また、ドコモは定期契約なしの170円割高になるプランを選んだ場合でも、dカードを支払いに利用すれば170円割り引かれるため、dカードで支払いをすれば定期契約ありの場合と同じ料金になります。

以上のとおり、各社の解約費用はかなり安くなったため、これまで大手キャリアにおけるデメリットだった解約金の存在は、特に気をつけるべきデメリットではなくなりました。ただし繰り返しますが、2019年9月までに契約した方は従来の契約期間・解約金が発生するので、ご注意ください。

格安スマホ会社の解約金は無料、1,000円、従来のまま1万円弱の3タイプに分かれた

 

質問者
質問者

大手キャリアは違約金が最大1,000円になったけど、格安スマホは変わったの?

カモメ君
カモメ君

各社で対応が異なっていて、今まで通りの事業者もあれば、違約金を1,000円や無料に変更した事業者もあります。

格安スマホでは「ユーザー数100万以上」の場合のみが総務省における規制対象なため、最低利用期間や解約金の設定が2019年10月より変更した事業者もあれば、変更せずそのままのところもあります。

【格安スマホの音声通話プランにおける最低利用期間と解約料(2019年10月)】

格安スマホ名

最低利用期間

解約金

UQ mobile

(スマホプラン)
なし なし
楽天モバイル なし なし
Y!mobile なし なし
LINEモバイル 1年 1,000円
BIGLOBEモバイル 1年 1,000円
エキサイトモバイル 1年 9,500円
IIJmio 1年 1,000円
mineo なし なし
NifMo なし なし
U-mobile

(U-mobile for iPhone)
1年 6,000円
U-mobile

(LTE使い放題2)
1年 6ヶ月以内:9,500円

7~12ヶ月以内:3,500円
U-mobile

(上記2プラン以外)
6ヶ月 6,000円
OCNモバイルONE 6ヶ月 1,000円
b-mobile なし 0円
TONEモバイル 24ヶ月 9,800円(不課税)
TONEモバイル

(TONE SIM for iPhone)
なし 0円
イオンモバイル なし 0円
nuro mobile 12ヶ月 (12ヶ月-利用開始月を0ヶ月目とした利用月数)×1,000円
nuro mobileお試しプラン なし 0円

※2019年10月1日現在の情報です。

大手キャリアが違約金を最大1,000円にした結果、格安スマホの解約料における優位性は事実上なくなりました。最低利用期間や解約金に関しては、格安スマホのほうが長期間・高額になってしまったケースもあります。

しかしながら、月額料金については格安スマホの方が圧倒的に安い状況であることに変わりありません。月々の支払額の差を含めて考えると、やはりお得なのは格安スマホなので、大手キャリアも含めた解約金の変化による影響(大手キャリアのほうが安くなるケース)はないと考えて良いでしょう。

「格安スマホは長期間使う予定なし、試しに1〜2ヶ月使ってみるだけ」という人を除き、契約期間や解約料の変化はそれほど影響がないと考えて良いでしょう。格安スマホの使い心地を知るために、試しにちょっと使ってみたい人は、nuro mobileのお試しプランや解約料が0円の楽天モバイルなどを利用することで対応できます。

楽天モバイルをはじめ、解約手数料を廃止した企業もある

UQ mobileや楽天モバイル、Y!mobileといった格安スマホでは最低利用期間自体を撤廃したため、いつ解約しても解約料金はかからなくなっています。

今まで1~3年といった長期契約が前提だったため、乗り換えのハードルは他社に比べて高めでした。しかしこれからは負担をかけずにいつでも解約できるため、利用のハードルは大いに下がったと考えられます。

契約解除料のかからない楽天モバイルについては「楽天モバイル《UN-LIMIT》の通信速度や口コミ評判は?(別記事)」で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。

他の格安スマホ会社は解約金1000円か従来通り1万円弱のまま

その他の格安スマホ会社では、解約金が1,000円になった会社と、従来通り1万円弱の解約金がかかる会社に分かれました。IIJmioやLINEモバイル、OCNモバイルONE、BIGLOBEは解約金が1,000円になりました、その他の会社は従来と変わっていません。

大手キャリアや一部格安スマホの最低利用期間短縮・解約金削減の結果、格安スマホの方が解約時の負担額が大きくなるケースも出てきています。契約時に、最低利用期間や解約金の確認をしっかり行っておきましょう。

解約手数料が無料な代わりにMNP転出手数料がかかるケースもある

解約手数料がかからない代わりに、高額なMNP転出手数料がかかる格安スマホもあります。

【一定期間のMNP手数料が高額な格安スマホ(2019年10月)】

会社 MNP転出手数料

イオンモバイル

90日以内のMNP転出15,000円

契約91日以降の場合3,000円

※MNP転入は除く、新規契約時が対象

イオンモバイルをこれから契約する方は、従来と変わらず90日以内の乗り換えで高額なMNP転出手数料がかかることにご注意ください。

 データ通信だけのプランは解約手数料がない

格安スマホでは、通話機能のないデータ通信のみのプランがあります。データ通信プランの場合、基本的に解約手数料はかかりません。

(参考)2019年9月末までの解約料

2019年9月までに格安スマホを契約した人は、旧ルールでの解約料が引き続き適用されます。

 2019年9月までは、半年~1年縛りが大半

2019年9月までにおける、各社の通話プランの最低利用期間と解約金は以下にまとめたとおりです。

【通話ができるプランの最低契約期間と解約金】

会社名

最低契約期間

解約料

UQ mobile

(データ高速+音声通話プラン)
1年 9,500円
LINEモバイル 1年 9,800円
BIGLOBEモバイル

(音声通話SIM)

※スマホまる得プランを除く
1年 8,000円
エキサイトモバイル 1年 9,500円
DMMモバイル 1年 9,000円
IIJmio 1年 (12ヶ月 – 利用開始月を0ヶ月とした利用月数)×1,000円
NifMo 6ヶ月 8,000円
U-mobile

(U-mobile for iPhone)
1年 6,000円
U-mobile

(LTE使い放題2)
1年 6ヶ月以内に解約:9,500円

7~12ヶ月以内に解約:3,500円
U-mobile

(上記以外の音声通話SIM)
1年 6,000円
OCNモバイルONE 6ヶ月 8,000円
b-mobile 5ヶ月 8,000円
TONEモバイル 2年間 9,800円(不課税)
TONEモバイル

(TONE SIM (for iPhone))
なし 0円

 以上のとおり、2019年9月までは半年から1年の縛りが設定されている格安スマホが大半でした。

解約料が無料な代わりに、MNP転出手数料がかかるケースもある

以下の2社のように、解約手数料自体は無料なものの、代わりに一定期間は高額なMNP転出手数料がかかる格安スマホも存在していました(通常は2,000~3,000円程度が一般的)。イオンモバイルはとくに変わっていませんが、mineoは他の会社と同様2019年9月末以前に契約した方は下記表にあるようなMNP手数料になるためご注意ください。

もちろん、高額なのはMNP転出手数料のみなため、電話番号を引き継がなくても良いなら、いつでも無料で解約できます。解約後に新しい電話番号で乗り換え先を契約すれば、発生するのは契約先の契約事務手数料のみです。

【一定期間のMNP手数料が高額な格安スマホ】

会社 MNP転出手数料
mineo

契約から12ヶ月以内にMNPをすると9,500円

それ以降のMNP転出手数料は3,000円

イオンモバイル

90日以内のMNP転出15,000円

契約91日以降の場合3,000円

大手キャリアと同じ2年契約・自動更新のケース

UQ mobile(おしゃべりプラン・ぴったりプラン)やY!mobileでは、大手キャリアと同じ2年契約・自動更新の解約料が設定されていました。

【大手キャリアと同じ契約体系の格安スマホ】

会社(料金プラン)

契約期間

解約手数料

UQ mobile

(おしゃべりプラン・ぴったりプラン)
2年間(自動更新あり) 9,500円
Y!mobile(スマホプラン) 2年間(自動更新あり) 9,500円
BIGLOBEモバイル(スマホまる得プラン) 2年間(自動更新あり) 12ヶ月以内に解約した場合:8,000円

更新月以外に解約した場合:6,000円

無料で解約できるタイミングは、UQ mobileのおしゃべりプラン・ぴったりプランでは契約満了翌月の1ヶ月間のみ、Y!mobileのスマホプランは契約満了月~翌々月の3ヶ月間です。BIGLOBEモバイルのスマホまる得プランは、サービス開始翌月を1ヶ月目として24~25ヶ月目が無料で解約できるタイミングとなっていました。

楽天のスーパーホーダイプランは最低契約期間を自分で選べる

2019年10月からは縛りがなくなった楽天モバイルのスーパーホーダイプランですが、2019年9月までは契約時に自分で最低利用期間を決めるしくみでした。選べるのは1年、2年、3年の3種類で、期間中の解約では一律9,800円の解約金がかかります。

「格安SIM(スマホ)にしたいけど、自分にはどれがいいのかわからない」という方は、「格安SIM14社徹底比較!初心者でも失敗しない格安SIMの選び方」でわかりやすく解説しているので、参考にご覧ください。