格安スマホは失敗?通信速度だけじゃない13個のデメリット

格安SIMの基礎知識

格安スマホ(格安SIM)の一番のメリットは、月額料金の安さですよね。大手キャリアから格安スマホに乗り換えてスマホ代が半額以下になったという声はよく聞くと思います。

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査報告書によると、格安SIMを利用する割合は調査を開始した2015年から右肩上がりで、2019年はスマホユーザーの約2割が格安SIMを使っています。

しかし、「料金が安くなる分、品質が下がるのでは?」と不安を抱く方も多いのではないでしょうか?

たしかに通信速度やサポート面では大手キャリアより劣るかもしれませんが、選び方次第で大手キャリアと変わらないくらい高品質な格安SIMを選ぶことが出来ます。

この記事では、大手キャリアから格安スマホに乗り換えてわかった”格安スマホを使うメリット・デメリット”を紹介します。

格安SIMに乗り換えた方に良かったこと・不満に感じることをインタビューした「ユーザーの声」も合わせてご覧ください。

大手キャリアが抱えるそもそもの問題点 / デメリット

質問者
質問者
大手キャリアで契約してるけど、大手キャリアにはどんな問題点があるの?
カモメ君
カモメ君
以前は、2年間契約しないと違約金を取らてしまう、いわゆる”2年縛り”の問題がありました。でも、2019年10月からは解約金は1000円か0円になったので2年縛りはあまり問題ではありません。割高な料金や料金プランの複雑さによって、損をしている可能性があることがデメリットと考えられます。

 

大手通信会社のデメリット:料金が高い

ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアを利用している皆さんは、端末代を除いても毎月5,000円〜7,000円位の料金を支払っていると思います。通信が高速で安定している、電話かけ放題オプション、全国に店舗があり手厚いサポートがある分、月額料金が高くなっています。

実際、月額料金を格安スマホと比較すると2〜3倍近く高額です。

大手通信会社のデメリット:料金プランがわかりにくい

大手キャリアの料金プランは複雑で、自分にはどれが適しているのかわかりにくく感じませんか?「2年契約であれば○○円割引」「光回線とセットだと○○円割引」など○○割引には、適用条件が事細かに決まってます。そのため、お店に行って説明を聞かないとわからなかったり、店員さんに言われたまま契約している方も多いかと思います。

また、大手キャリアは「かけ放題」が標準になっているので、LINEで電話する人にとっては割高です。格安スマホは、大手キャリアと違って「データ通信量」と「通話プラン」を選択するだけなので料金プランがシンプルです。

格安スマホ(格安SIM)で3大キャリアの問題点 / デメリットを解決

質問者
質問者
確かにキャリアは高いですよね。でも、格安スマホに乗り換えるとどうなるの?
カモメ君
カモメ君
格安SIM/格安スマホに乗り換えると、料金が安くなるのが最大のメリットです。ほかにも、ユニークなサービスも多いので、自分にあったサービスを享受できるというメリットがあります。

格安スマホとは?格安SIMの違いは?

ドコモなどの大手キャリアは自社の通信設備で事業を行っていますが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる格安通信会社は大手キャリアから通信設備を借りて通信サービスを提供しています。これらの会社が提供するサービスは「格安スマホ」と呼ばれています。

格安SIMとは、YmobileやUQモバイルなど格安通信会社が提供するSIMカードのことです。格安スマホは格安SIMを使っているスマホを指すので、同じ意味として使われることがほとんどです。

格安スマホ会社の中には、大手キャリアのように通信速度が安定しているところやサポートが充実しているところがあります。自分の利用状況に合ったプランを選択できるのは大手にないユーザーメリットです。

  • 格安スマホ会社のメリットを下記に1つづつ説明します

格安SIM/格安スマホのメリット1:料金が安い

単純に料金が安いというのが最大のメリットです。契約する通信容量にもよりますが、通話とデータ通信の基本料金だけなら、だいたい1,200円〜2,000円位が相場です。

スマホをそれほど使わない人は、0.5〜1ギガ程度の容量のプランでも十分です(1,100-1,400円程度の月額料金)。 また、普通にSNSやネットを使う人程度の人ならは、3ギガ位の容量でも問題ありません(1,600円程度の月額料金)。

格安SIM/格安スマホのメリット2:種類が豊富なので自分に合ったものにできる

大手3社だけでなく多くの会社・料金プランがあるので、自分のニーズに合ったものを選べるというのは大きなメリットの一つだと思います。ライトユーザーにはお手軽な安いプランでとか、通話をほとんどしない人には単価は高いけど基本料金が安いプランにできるなどです。

自分にあった格安SIM(スマホ)を知りたい方は、「格安SIM14社徹底比較!初心者でも失敗しない格安SIMの選び方」で解説しているので、参考にご覧ください。

格安SIM/格安スマホのデメリットと解決方法

質問者
質問者
格安スマホのメリットは分かったけど、デメリットはどうなの?
カモメ君
カモメ君
格安スマホにも自分で開通設定をしないと行けなかったり、接続が集中する時間帯は遅くなるなどのデメリットがあります。ただしこれからご紹介する方法で対応可能です。

デメリットへの対応の考え方

格安スマホにはもちろんデメリットもあります。 もちろん、デメリットを避けることができず受け入れざるを得ないものも一部ありますが、ほとんどは会社や料金プランなどを適切に選ぶことで対応可能です。つまり、基本的には、自分に合った会社・プランを選べば良いということです。

  • デメリットの例とその解決方法を1つずつ見ていきます。

デメリットと解決策1:自分で設定しないといけない

格安スマホは、装着するSIMという小さなカードを変えるだけで会社を変えることができます。スマホ本体まで変える必要はありません。 しかし、そこに落とし穴があります。基本的には自分自身でそのSIMカードを変えないといけないのです。やってみればたいしたことはなく簡単で、リモコンの電池を変えるくらいの感覚ではあります。単に、物が小さく、なにしろ物がチップなので、ちょっととっつきにくい部分はあるかもしれません。

また、自分で初期設定をしなければならないことも敷居を高くしているかもしれません。しかし、普通に説明書などを見ながら行えば問題なくできるものではあります。

もし、安くしたいけど、敷居が高すぎて、とても自分では出来ないなと感じた場合の対処方法は4つあります。

  • 初めから設定済みの端末を買う
  • 店舗がある会社を使う
  • 出張サポートや遠隔サポートのある会社を使う
  • 家族や知り合いにお願いしてSIMを変える際に必要な設定などを行ってもらう

店舗のある会社や出張・遠隔サポートのある会社に興味がある方は、格安スマホ購入時に受けられる各社のサポート内容を徹底比較をご参照ください

デメリットと解決策2:混雑する時間帯は遅くなる会社がある

ほとんどの会社は多くの人が同じ時間帯に集中して使うため、回線が混雑する時間帯には通信速度が遅くなります。しかし、格安スマホと呼ばれる会社の中でも、Y!mobileとUQモバイルは安定して大手並みの通信速度を維持しています。 詳細は格安スマホの通信速度の実態とリアルタイムデータに関する記事を参照ください。実際の通信速度のデータなどを載せています。

デメリットと解決策3:キャリアのメール/決済/サービスが使えない

当たり前の話ですが、大手キャリアのサービスをやめるので、それまで使っていたサービスは使えなくなります。困るのは、大きく3つです。

  1. キャリアメール
  2. キャリア決済
  3. キャリア提供サービス

キャリアメールは、Gmailなどの無料サービスを利用すればほとんど問題ありませんが、無料のメールでは制限が付くことがあるので、注意が必要です。詳細は大手携帯会社のメールが使えなくなるデメリットと対処法の記事を参照ください。

キャリア決済とは、支払いを大手のキャリアの携帯料金の支払にまとめることができるサービスです。多くは普通にクレジットカードなどで払えるため、特に問題ありません。昔はAKBのファンクラブがキャリア決済しか対応してなかったなどの問題がありましたが、今はクレジットカードでも支払えるようになっています。

キャリアが提供しているサービスも使えなくなりますが、今は、インターネット上で様々な代替サービスがあるため、特に大きな問題はないと思います。格安スマホに乗り換える際には、念のためこの辺りは確認しておく必要があります。

デメリットと解決策4:通話の時間単価が高い

格安スマホでは、基本的に電話での通話の単価は30秒あたり20円です。 会社によっては半額通話というのを提供していて、専用アプリなどを入れることで半額の30秒10円で通話できます。 また、ある程度の頻度で通話をする人向けに、800円程度で10分以内の通話がかけ放題になるオプションもあるため、それほど困ることはありません。

実は電話を受けるときは普通に電話を用いるが、自分から電話をかける時にはスカイプなどのIP電話を使うことで通話料が高い問題を回避できます。 詳しくは、SkypeやLINEなどの通話アプリで通話料金を安くしよう!アプリの比較を公開を参照ください。

デメリットと解決策5:購入端末が限られる

大手キャリアでは発売と同時に「iPhone」や「Xperia」「Pixel」などハイエンドモデルの端末を購入できます。一方、格安スマホの場合、購入できる端末は古い型のiPhone、HTC(台湾)、HUAWEI(中国)といったミドルレンジモデルが主流です。

格安SIMで最新iPhoneを使いたい場合は、Appleストアや中古品で本体を購入する必要があります。

または、大手キャリアで契約したiPhoneもSIMカードを差し替えるだけで格安スマホとして使うことができます。

デメリットと解決策6:LINEのID検索ができない

格安スマホにすると、LINEの年齢認証ができないためID検索が利用できません。

だたし、QRコードやふるふる、友だち自動追加機能を使えば追加できるので、困ることはないでしょう。(格安スマホの中でも、LINEモバイルとYmobileはID検索が使えます)

デメリットと解決策7:緊急時のJアラートが利用できない

津波や地震、ミサイル発射など政府の緊急速報を知らせてくれる「Jアラート」は、SIMフリーや一部の機種には対応していないので、万が一のときに不安と感じる方もいるかもしれません。

どの機種がJアラートに非対応なのかは、公表されていないため、格安スマホにするときはJアラートの通知を受け取れる「Yahoo!防災アプリ」をインストールしておくと安心です。

iPhone5c/5s以降のiPhoneの場合、初期設定でJアラート通知設定がオフになっていることもあるので、一度確認してみてくださいね。

○iPhoneのJアラート設定を確認する方法
設定>通知>緊急速報 を オン

デメリットと解決策8:災害時に繋がらなくなる?

災害が起きると回線が一時的に混むので「格安スマホだと電話やLINEができなくなる」と不安に感じる方がいるかもしれません。

結論からお伝えすると、格安スマホだから繋がらないわけではありません。しかしながら、格安スマホは大手キャリアの回線をレンタルしているため、大手キャリアが繋がりにくくなると格安スマホも繋がりにくくなります。

そのときは被災地に無料開放されるWi-Fiスポット「00000JAPAN」の活用をおすすめします。

デメリットと解決策9:壊れたときの製品保証がないことも


大手キャリアだと端末が故障した場合は、修理している間代替機を貸してくれます。しかし、格安スマホは紛失保証やiPhoneに対する保証のない事業者が多いので、乗り換える際は注意が必要です。

格安スマホの紛失・修理の保証内容については、「格安スマホ(格安SIM)各社のスマホの紛失・修理の保証内容を徹底比較」で詳しく解説しているので合わせてご覧ください。

デメリットと解決策10:店舗が少なくアフターサービスも手薄

格安スマホはコストを下げるために大手キャリアのようなフルサービスはありません。

そのため、店舗が少なく、故障したり困ったときは電話やオンライン上でやりとりします。

お店に行って手続きをする手間が省けますが、「対人サポートのほうが安心」という方は、Ymobileや楽天モバイルなど実店舗のある格安スマホが適しています。

デメリットと解決策11:支払いがクレジットカード決済


格安スマホの支払い方法は、クレジットカード決済が一般的です。店頭で支払い方法を聞いても「クレジットカードのみ」と言われることもあります。支払い方法を統一することでコストカットできる一方、クレジットカードを持っていない人には不便ですよね。

○銀行口座振替できる格安スマホ

  • UQモバイル (新規は店舗・オンライン、転入はオンラインのみ)
  • Ymobile (実店舗からのみ)
  • 楽天モバイル (手数料100円 / 回)
  • OCNでんわONE (電話と郵送での手続きのため、時間がかかる)

上記の格安スマホであれば、銀行口座振替で支払いすることができます。詳しくは「口座振替のできる格安スマホを比較!知っておきたい支払い方法と注意点」の記事を参照ください。

デメリットと解決策12:テザリングができない機種も

テザリングとは、スマホをWiFiルーター代わりにしてパソコンやタブレットでネット通信することです。

「格安スマホだからテザリングができない」のではなく、テザリングできるかどうかは「機種」によります。基本的にはテザリング可能ですが、一部対応していないものもあるので、各社のホームページで対応しているか確認しましょう。

デメリットと解決策13:家族割などオプション割引がない


格安スマホの料金は「通話+データ通信量」で決まっており、大手キャリアのような家族割や学割などのオプション割引をおこなう格安通信事業者はあまりありません。

しかし、格安スマホは料金プラン自体が大手キャリアの1/3〜1/2に設定されており、オプション割引がなくても料金は安くなります。

学割のある格安スマホを知りたい方は「子どものスマホデビューにおすすめの格安スマホは?」の記事を参照ください。

安くてデータ通信も快適なおすすめ格安スマホは?


格安スマホは実店舗を持たない分、大手キャリアよりも安く使うことができます。一方、回線をレンタルしていることもあり、時間帯によっては快適に使えないこともあります。

月額料金が安く、データ通信も快適に使える格安スマホについては、「格安SIM14社徹底比較!初心者でも失敗しない格安SIMの選び方」にくわしく解説しているので、参考にしてみてください。

格安SIMに乗り換えた方に良かったこと・不満に感じることをインタビューした「ユーザーの声」も合わせてご覧ください。